筋トレ 効かせたい筋肉を「意識する」のに役立つ本「目で見る筋力トレーニングの解剖学」

「背中に効かせられない」

「トレーニング対象の筋肉を意識するやり方が分からない」

筋トレでダイエット始めた時に初心者がまずぶち当たるのが、この「筋肉を意識」の壁。(筋肉がどこにどう、どの骨からどの骨にまたがってついてるか、なんてすぐには分からん!)

TwitterでパーソナルトレーナーのDaigoさん(@hexagym)がお勧めされていた本、「目でみる筋力トレーニングの解剖学―ひと目でわかる強化部位と筋名」がめちゃくちゃ役立ったので、ご紹介。

文字どおり、<目で見る>筋肉・解剖学

私の場合、筋トレで「〇〇に効かせる」と言われた時にその筋肉が頭の中に思い浮かばないと、うまく意識を集中させることができません。

「背中」と一言で言っても僧帽筋なのか広背筋なのか大円筋なのか…←そもそも全部の場所と起始停止も完全に頭に入ってない。

「背中の上の方」「背中の下の方」と漠然と想像してみても、ココを狙って!感はなかなか掴めない。

そんな時にDaigoさんがツイートでこの本を紹介されていたので、それならばと買ってみました。

ふおぉぉぉぉ~!!なんだこれはっ!!!すごい!めっちゃ分かりやすい!!!

作者のフレデリック・ドラヴィエは、1988年パワーリフティングのフランス銀メダリストであると同時に、パリ芸術学院で形態学、医学部で解剖学を学び、国立博物館で比較解剖学を研究している芸術家でもあります。

「まるで解剖学の専門書」と監訳者が本のあとがきで述べているように、人体解剖学の高度な専門知識が余すところなく注ぎ込まれたこの本は、まさにまだ解剖学を極めていない初心者筋トレ民への手引きではないかと(←1人で勝手に感動中)

この本をしっかり読み込んで各トレーニング種目とそれぞれで関与する筋肉を理解すれば、「背中を鍛えたかったのに腕だけが太くなった…」という悲劇をばっちり避けられる気がする!

それこそ私のように、「僧帽筋は育たなくていい(首がなくなる)。広背筋を育てたいんだ!」と思いながらの自宅背中トレ後に、僧帽筋の筋肉痛に蒼ざめるような人間にはぴったりです。

全7章構成。全身の重要な筋力トレーニング種目を紹介

「目で見る筋力トレーニングの解剖学」は、全7章構成。

  1. 上腕および前腕
  2. 肩部
  3. 胸部
  4. 背部
  5. 脚部
  6. 臀部
  7. 腹部

基本的にマシーントレーニングを前提としていますが、代表的なダンベルトレーニングも載っていて、宅トレ民の私でも参考に出来ています。

バリエーションの種類や手の持ち方で効果が出る筋肉が変わること、気を付けなければいけない点、NGフォームなども細かく載っていて、解剖学の教科書を眺めただけではここまで分からないだろうな、と。

偏りのある「女性の筋肉トレーニング解剖学」より「目でみる筋力トレーニングの解剖学」

ドラヴィエはこの青い「目でみる筋力トレーニングの解剖学」の他にも何冊か筋トレ本を出版しています。

赤い装丁の「女性の筋肉トレーニング解剖学」も気になったのですが、Daigoさんによると女性でも青い本「目でみる筋力トレーニングの解剖学―ひと目でわかる強化部位と筋名」の方がお勧めとのこと。

ということで、↓こちらの女性用と謳われる赤い本は見送り決定。

ストレッチのドラヴィエ本も気になる

もう一冊、こちらの「ストレッチングアナトミィ ドラヴィエの図解と実践」もちょっと気になっています。

前腿をストレッチして張りを~と目にするけれど、拮抗筋など分かっていないときちんと<効く>ストレッチにはならないんじゃないかなぁ~との不安が。

とりあえず、青い本こと「目でみる筋力トレーニングの解剖学―ひと目でわかる強化部位と筋名」だけでも全部読み終わるのに割と時間がかかるので、まずはこの青い本を読み込んで、自分の鍛えたい部分とその種目、注意点などをしっかり頭に叩き込もうと思います。

種目の組み立て、ちょっと変えようかな( ̄∇ ̄)

その他、筋肉の名称など図解で分かりやすく学べるおススメ書籍

Daigoさんは他にも2冊ほどおススメ書籍を紹介してくださっています。

「詳細なCG画像が満載の超ビジュアル解説! 」と書籍紹介にあるので、ホントにガチっぽい空気満々( ̄∇ ̄;)

Daigoさんにお勧め書籍を質問してくださったトレーニーさんと、ホントに分かりやすい本を紹介してくださったDaigoさんに感謝!

【結論】「目で見る筋力トレーニングの解剖学」がイチオシ